つながるサーカス

ご縁がありまして「ケアの現場でアートに何ができるか?」を模索しておられる、ほっちのロッヂの文化企画に6月から10月にかけて断続的に参加することとなりました。

 

ほっちのロッヂさんは医療現場の日常にアーティストがいて、表現活動や作品づくりを身近に感じられる環境づくりという面白いコンセプトを持っておられる団体です。

 

6月は障害を持った子どもたちとの出会いがメインでしたが、障害と一口に言ってもその障害は様々。

目だったり耳だったり四肢の一部だったり、心だったり…。

 

当然ですが、みんなそれぞれ性格・個性があり障害とともに生活しています。

アクロバットやパフォーマンスの体験を『やりたい!』と果敢に挑戦し、出来た時の満面の笑顔の子ども達の姿を目にすると保護する側、ケアする側がやもすると過保護になり過ぎて『この子はこうだから無理だろう…』という先入観で可能性を潰しているのかもと思う瞬間がありました。

 

普段、公演をしに行くとどうしても『パフォーマーと観客』という発信する側と受け取る側という構図になりがちなのですが、今回に於いてはそれを取っ払って『人と人』として関係を構築して行くことが必要だと思いました。

 

インクルーシブの知識等の学んだことはしっかり今後の活動に生かして行きたいと思います。